・転職を考えているけど、民間企業に転職してから後悔しないか不安…
・転職した元自衛官は本当に自衛隊を辞めて後悔していないの?
・自衛隊を退職してからの生活がイメージできない。
このようなお悩みを解決していきます!
この記事の内容
・元自衛官が自衛隊を転職してからのデメリットを紹介
・デメリットを解消するためのアクションプランを紹介
この記事にたどり着いたあなたは、きっと転職したいけど、自衛隊を退職後の生活がイメージできず転職への一歩が踏み出せないと悩んでいる自衛官だと思います。
そんなあなたは、実際に転職した人のその後が気になると思います。
私は幹部自衛官として9年ほど勤務し、30歳で超ホワイト外資企業に転職しました。
実際に自衛隊から転職したら、自衛隊在職中には気づかなかったデメリットもあります。
一方で、前もって転職した先輩から聞いていたので、デメリットを回避できたこともあります。
そして何よりも後悔に比べて、転職してよかったことの方がたくさんあります。
この記事を読むことで、あなたの転職意欲がちょっぴり増すかもしれません。
しかし、この記事を読み飛ばしてしまうと、
転職活動に踏み出せず、
鬱々としながら自衛隊生活を続けたり、
苦しい生活が続いてしまう
かもしれません。
転職に失敗しないために、海上自衛隊から超ホワイトな外資企業に転職できた私が、あなたのために幸せな人生を掴む第一歩を踏み出せるよう、精一杯サポートしていきます!
それではまた記事の最後でお待ちしています。
なんとなく、転職という2文字が浮かんだ方にも役立つ記事になっているので、ぜひ読んでくださいね!
自衛隊を退職してのメリットを知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
自衛隊を退職してのデメリット
自衛隊を退職してのデメリットをこれから紹介していきますが、共通するのは、
「自分でやらなければならないことやこれまで気にする必要のなかった支払いが増えた」
ということです。
それは具体的にどういうことなのかをこれからお話しします。
リストラや解雇のリスクと隣り合わせ
おそらく転職を考える現役自衛官の方はこれが一番気になっているのではないでしょうか。
私も退職を決めたはいいけれど、
新しく働く会社でリストラにあったらどうしよう・・・
と考えていました。
この記事を読んでいるあなたが心配しているように、確かにリストラのリスクは民間企業に勤める以上ついて回ることになるでしょう。
私も、いま勤めている企業から採用通知をもらった時は本当に嬉しかったです。
ただ、同時に
本当に転職しても大丈夫かな?
と思いました。
当時私は、妻とまだ生まれたばかりの子どもが1人いました。
まだまだ育児に慣れない状態が続くなか環境を変えるのは負担がかかります。そして、一家の大黒柱として、
リストラされて、一家で路頭に迷うことがあったらどうしよう。
なんてことも考えました。
もちろんこの記事を書いている今でも私にはリストラのリスクがあります。
でも、なぜこのように考えてしまうか想像したことはありますか?
私は次の3つが原因ではないのかなと考えています。
- 収入源が1つ
- 貯蓄が少ない
- 専門スキルがない
衣食住への支出が増える
自衛隊、特に隊内(艦内)居住の場合は住居費がかかりません。
また、艦艇勤務であれば、食事も無料で喫食することができます。
衣服も基本的には制服や作業服・戦闘服で過ごすので、スーツを何着も持つ必要はありません。
民間ではこのような手厚い衣食住の支給を得ることができる企業はほとんどありません。
特に、最近では住宅補助を出す会社も限られているのが現状です。
結果として衣食住にかかる費用は転職してから多くかかるようになりました。
現物支給は本当にありがたいということを現役自衛官のみなさんにはお伝えしておきたいです。
保険が高い
自衛隊には独自の生命保険があります。
これ、すごくお得なんです。
転職してから知ったのですが、こんなに割安で保険に入れるのは自衛隊だけです。
生命保険とは、
万が一の時に家族が困らないように備えておくものです。
ここでいう家族とは、
配偶者や子どものことをいいます。
あなたのお父さんやお母さんは含まれません。
また、お子さんがいてもライフステージごとに保険の契約口数は見直しましょう。
基本的に大学卒業までの資金を確保できればいいので、お子さんが進学するのと同時に契約口数は減らしていくのがベストです。
反対にいま独身の人はこの生命保険を今すぐ解約しましょう。
自衛隊入隊時に分からずとりあえず20〜40口ほど加入したと思いますが、今加入するのは無駄です。
加えて、基地や駐屯地にセールスに来る保険のお姉さんには要注意。
医療保険や終身保険などは必要ありません。
退職のデメリットを解決するためのアクションプラン
収入源が1つというリスクを無くす
これはかなりリスクが大きいです。
なぜなら、勤めているあなたが大きな病気を患ったり、事故に遭い仕事をできない状態になってしまった場合、あなたの収入が途絶えてしまうからです。
もし業務ができない場合、会社から解雇通告を受ける場合があります。
しかし自衛隊は公務員ですから、病気や事故で仕事ができない状態になった場合でも多少は収入は減る可能性があるものの在職することができます。
実際に、病気で数年勤務できない状態が続いても自衛隊に在籍しながら収入を得ている知り合いを何人か見ています。
だから、不測の事態が起きても自衛隊で勤務していれば収入が途切れず家族が路頭に迷うことはないということです。
公務員が安定していると言われる理由はこれ一番大きいのではないでしょうか。
加えて、公務員である自衛官は原則として副業が認められていません。
どうしても収入源が1つになってしまいますよね。
これを解決するアクションプランは株式投資です。
株式投資で今ある貯蓄を運用したり、配当金を得ることができれば、収入源が1つというリスクを解消することができます。
私は今楽天証券を使って株式投資を行い、配当金を得る生活を送っています。
まだまだ配当金だけで生活費が賄えるレベルには達していませんが、月々の収入が数万円増えるのはとても嬉しいです。
自衛隊の年収も毎年上がりますが、昇進しない限りはせいぜい1万円程度ですからね。
これを始めたのは転職後からなのですが、自衛隊在職中から始めておけばよかったと後悔しています。
ちなみに私がこのリスクを解決できたのは、妻は専門スキルがあったからです。
たとえ自分が解雇されても収入は途絶えることがないと思えたのは転職に踏み切れた大きな要因であったといえます。
生活防衛資金を準備する
いまこの記事を読んでいるあなたはどれだけ貯蓄がありますか?
結論から言うと、貯蓄が少ないうちに転職をするのはハイリスクです。
なぜなら、先ほど言ったように民間企業には絶えずリストラのリスクがあるからです。
ですが、ある程度の貯蓄があることでリストラされても次の仕事が見つかるまで生活を維持することができます。
私の考える最低限あるべき貯蓄の定義は以下の通りです。
この最低限あるべき貯蓄のことを私は「生活防衛資金」と言っています。
この貯蓄は株式投資などとは別にして現金で銀行に預貯金しています。
もちろん、人によって生活防衛資金は変わってくると思いますが、
独身であれば150~200万円
結婚して子供がいる場合は400~500万円
には収まるのではないでしょうか。
独身の人であれば150万円であれば1年もあれば貯金できるはずです。
貯金ができるとっておきのテクニックについてはいずれ記事にしていきますね。
専門スキルを習得する
突然ですが、あなたは専門スキルは持っていますか?
自衛隊の一部の職種であれば民間でも活用できる資格を持っていることがあると思います。
しかし、多くの人が専門スキルを持っている人は少ないのでしょうか。
「元気だけが取り柄です!」
「やる気だけはあります!」
と言う人はいると思いますが、
残念ながらそれはスキルでもなんでもない上に、やる気と元気だけでは残念ながら年収の高い企業には就職できません。
例えば、海上自衛官であれば、
「運航1級を持っている!」
と言う人もいます。
ところが残念ながらそれは部内資格であり、就職活動ではほとんど役に立ちません。
ただ、こう言った部内資格が全く使えないと言うわけでもなく、場合によっては経験としてアピールができるので持っていて損はないでしょう。
さて、少し話が逸れましたがどこでも使える専門スキルを持つメリットはズバリ
どこでも働ける
ということです。
具体例を表すと、看護師の資格。
看護師は日本中引く手あまたの資格です。
専門スキルがあることでたとえ会社の倒産に巻き込まれたとしても、別の企業で働くことは容易になります。
これにより、リストラのリスクヘッジをすることができるのです。
そんなこと言ってもなんのスキルを身につければいいの?
現在、ITスキルが業種問わず多くの民間企業で求められています。
特にWord, Excel, Power Pointだけではなく、プログラミングスキルが求められています。
残念ながら自衛隊ではなかなかこのスキルを身につけるのは難しいと思います。
そのため、プライベートの時間を使って学習することをオススメします。
とはいえ、独学で学ぶと挫折しやすい。。
挫折をしないためにもオンラインスクールに通うのがオススメです。
転職後ではありますが、私はプログラミングスキルを身につけるためにテックアカデミーを受講しました。
結果としてプログラミングスキルを身につけたことで、今勤務している会社でも重宝され昇進することもできました!
無料体験もできるので、気になった人はぜひ以下のバナーをクリックしてみてください。
プログラミングはちょっとという人はUdemyというサイトもオススメです。
世界最大級のオンライン学習プラットフォームで、世界中の学びたい人と教えたい人をオンラインでつなぐサービスです。
Udemyは米国Udemy,Inc.が運営するプラットフォームで日本ではベネッセが事業パートナーとして協業をしています。
C2C(consumer to consumer)により生まれる豊富で多彩な講座により個人の学習ニーズに応じた学びをみつけることができます。
ITスキルだけでなく自衛隊での勤務にも役に立つExcelの講座などもあるので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:自衛隊からの転職後のデメリットは自分で解決できる
これまで自衛隊を退職してのデメリットを紹介してきました。
まとめると、
・リストラや解雇のリスクと隣り合わせ
・衣食住にお金がかかる。
・保険が高い
でした。
ただ、このデメリットは
・収入源を増やす
・生活防衛資金を準備する
・専門スキルを身につける
ことで、解消できます。
この記事を読んで、自衛隊を退職しても後悔しないと思った人は転職を真剣に考えていきましょう。
まずは転職サイトに登録するのがオススメです。
多くの転職サイトは利用が無料ですので、とりあえず登録してみてはいかがでしょうか。
せっかくの人生、悩んで時間を過ごすのは本当にもったいないです。
私のブログでは、悩める自衛官の転職を支援するサポートができるような記事を執筆していきます。
自衛隊からの転職は年齢を重ねるほど確実に不利になるので、早めの転職をおすすめします。